武蔵野市学童協ニュース

武蔵野市学童クラブの皆さん、コメントへの投稿おまちしてまーす。

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●00年度 学童クラブ事業についての私たちの考え
-第二次調整計画の策定に関連して-
地域児童育成計画策定委員会宛
(2000年 8月31日)


2000年 8月31日

学童クラブ事業についての私たちの考え
-第二次調整計画の策定に関連して-

地域児童育成計画策定委員会
アドバイザー 山本 泰 様

武蔵野市学童クラブ連絡協議会
会長 廣政 昭子

 暑い日が続きますが、地域児童育成計画策定委員会の皆様におかれましては、武蔵野市第三期長期計画第二次調整計画に関して、鋭意ご検討中のことと存じます。

 この調整計画については、私たち武蔵野市学童クラブ連絡協議会(学童クラブに通う児童の保護者が運営する各クラブ父母会の連絡協議会です)としても大きな関心を持って学習や議論を行なっています。

 現在、近日中に行なわれると予想される調整計画策定ヒヤリングへ向けて、学童クラブをどう位置付けていただきたいかを要望としてまとめているところです。そこで今回、現段階での内容、私たちの基本的な考えを聞いていただきたく、以下にまとめた次第です。ご多忙とは存じますが、ぜひご高覧を賜りたくお願い申し上げます。


1 学童クラブのあり方についての基本的な考え
 平成11年度より施行された武蔵野市学童クラブ条例において、学童クラブは、「学校の授業終了後に家庭において保護者の適切な監護を受けられない子どもについて、安全の確保と健全な育成を目的とする」と規定され、市内小学校区に1クラブずつ設置されております。また、2000年3月に提言された「子育てプラン武蔵野」(武蔵野市地域児童育成基本計画策定委員会)においても、学童クラブの存在は下記のように評価されています。

  「親が子どもを安心して育てられる環境として、子どもが放課後の一時や長期休業日など、わが家と同様に過ごす生活環境として、重要な役割を果たしています。また、少子化の時代にあって、同年齢の子ども同士・異年齢の子ども同士が、互いの個性を生かしつつ、楽しく遊び、生活する場をつくっています。そして、互いのよさを伝え合い・教え合う体験を身につけ、社会性を育成しています」

 上記を踏まえ、学童クラブ事業の基本的な観点として、次の項目が必須であると考えております。

・学童クラブは、児童が家に帰るのと同様に過ごす生活の場です。したがって、児童が安心してゆったりと過ごせる時間と専用の建物(専用のスペース)、専任の指導員体制が不可欠です。

・同年齢、異年齢がともに遊び、個々を尊重しながら集団としても生活をする場です。したがって、児童の安全・発達及び心身の健康について配慮した、恣意的でない保育内容が保障されなければなりません。

・利用者のニーズに対応した学童クラブ事業のさらなる展開(定数の改善、全土曜日の開所、学校長期休業時期の開所時間の改善など)が必要です。

・以上のような学童クラブ事業が継続して行なわれるためには、市の責任のもとで行なわれる事業であることを明確にする必要があります。


2 施策についての具体的な内容

1)定員制
  定員制は、施設面・人員面で一定以上の環境を確保するために必要だと考えますが、現状の定員(別紙資料参照)は学童保育のニーズの実状にそぐわない部分があり、地域によっては入所申請数が定員を大幅に超え、入所を保留にされるクラブがあります。これは、保育に欠ける児童でありながらも保育されない児童が生じるという矛盾の原因となっています。

  入所有資格児童の全員入所を事業の基本的な方針としていただきたいと考えます。そして、入所保留児が発生した場合は(また、発生すると予測される場合にも)、すみやかに柔軟な対応が行なわれることを希望します。

2)施設移転
  前項1)の定員問題だけでなく、現在設置されているクラブでは、以下のような問題を抱えており、学校敷地内もしくは学校近隣への施設移転を希望しています。

 ・五小クラブ:小学校とクラブ(西久保コミセン内)の場所が遠く(徒歩30分)、児童の安全が懸念されています。(1999年3月市議会へ移転陳情、意見付き採択済み)

 ・北町クラブ:北町コミセン内半地下にあり、地下の貯水槽による湿気等で環境が悪い状態です。(1999年6月市議会へ移転陳情、意見付き採択済み)

上記2点の陳情において、議会での採択時に付いた意見は「市の長期計画第二次調整計画、及び財政状況を善処すべき」というものです。つまり、今後の調整計画策定如何によっては、スムーズな移転も可能であると考えられます。児童が安心して過ごせるためにも、ご高配をお願いいたします。

なお、上記の陳情以外にも、境南クラブや井の頭クラブでも施設移転を希望する声があります。

3)保育内容について

・指導員の研修について
 上記 1 項のような基本的な位置付けを持つ学童クラブ事業にあっては、保育に携わる指導員は、保育園における保育士と同様に、児童の保育に関する専門的な知識と技能を有する者でなければなりません。実際に、他自治体では指導員の研修が自治体の責任の下に行なわれているところも少なくありませんが、残念ながら武蔵野市においてはそのような施策は取られておらず、保育内容の維持向上について市がどのように考えているのか、明確とは言えない状態です。そのため、現実問題としては保育内容が指導員によってまちまちで、指導員の異動(3~4年に一回程度)によって子どもたちのあいだに混乱が生じることもあります。

 私たちは個々の指導員の学童保育に対する情熱を決して疑うものではありませんが、行政としての枠組が明らかでない状況では、学童クラブ事業全体としての質の向上にはなかなか結びつきにくいのではないかと感じております。武蔵野市としての保育内容の充実とともに、指導員の資質向上を目指す定期的な研修の実施を望みます。

・おやつについて
 学童クラブは、児童が生活する場(=家)でありますから、一般の児童が帰宅しておやつを食するのと同様に、クラブでもおやつを取り入れています。ただし、これは公には保育の一環として認められてはおらず、おやつ代は育成料とは別に父母が負担しています(金額もクラブによって異なり(平均2,000円前後)、指導員が集金し管理しているのが現状です)。

 おやつは、子どもたちの成長を保障し、豊かな情操を育む上で大きな役割を持っているはずです。おやつを保育の一環として認め、最低限保障されるべき質と量の基準を定め、集金や代金の管理は市が責任を持って行うことを希望します。

以上、大枠ではありますが、私たち父母が学童クラブ事業として市に求めているものです。


3 学童クラブに通っていない児童の放課後に関する施策について

 以下は、現状の学童クラブ事業の枠組とは別の問題になりますが、子どもたちの放課後の過ごし方について、私たちが議論している点を列記させていただきます。

・学童クラブに入所していない1-3年生、及び4-6年生の児童が、放課後安全に過ごすことができる場所は決して多くありません。これらの児童への配慮も、行政としては今後強く求められると考えます。

・ただし、これらの児童に対する事業と、「わが家と同様に過ごす生活環境」を保障する学童クラブ事業との間には、理念の上でも実際の運営においても根本的な違いがあることが明確にされていることが必要です。そのことを踏まえた上であれば、学童クラブ児とその他の児童との交流が、現在よりも積極的に行なわれることを私たちは望んでいます。前述の「子育てプラン武蔵野」においても、そのような方向で提言がなされていると考えております。

 私たちは学童クラブに通う児童の保護者の集まりですが、家庭の事情によっては入所資格を失うこともありますし、子どもが4年生以上になれば全員が学童クラブ事業の対象からは外れます。したがって、単に学童クラブ事業のことのみを考えているのではなく、広く学童全般を対象とした施策にも強い関心を持っておりますので、本項を加えさせていただきました。

 ぜひ、それぞれの児童が置かれた状況・必要とする環境に適切に対応しながら、すべての児童の健全な成長・発達を保障する施策をより充実してくださいますようお願い申し上げます。

(※注 委員長以外にも同内容の文書を送付しています)
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