武蔵野市学童協ニュース

武蔵野市学童クラブの皆さん、コメントへの投稿おまちしてまーす。

卒所、卒業の3月がすぎ、いよいよ父母会世代交代の5月がやってきます。このブログでも10ヶ月にわたって学童のいろいろな事を紹介してきましたが、今回がKYからお送りする最後の記事になります。私は画才が無いので、読みづらい長文でお伝えしてきましたが、お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。「1年間、試してみよう」と突っ走ってきたブログが皆様のお役に少しでも立っていたら嬉しいです。

このブログの運営も、バトンを渡せる人が出てくると嬉しいです。でも、人それぞれ走り方は違って良いので、学童についてもいろいろな伝え方があって良いと思います。語ってもよし、書いても良し、描いても良しです。

さて、最後の話題は「世代を超えて」です。学童クラブに関わった人たちの大切な仕事、「引き継ぎ」「語り継ぎ」のお話です。



子どもたちは、1年生で入学してから3年間で卒所していきます。親も同じで、父母会に入り教わり教えながら卒所していきます。

学童クラブは、歴史でもご紹介した通り、法律で決められた「行政サービス」として提供されたのではなく、必要に迫られた父母がボランティアで作り上げたものです。このため、必要なことがある都度、先輩父母の皆さんが行政や地域に働きかけて、学童クラブを良いものにしてくれた結果、今の学童クラブが出来上がっている訳です。年表にはそうした先輩父母の苦労が刻まれています。

先輩父母の皆さんは、「子どもたちのために」と思い、苦労を重ねてきたので、ぜひ皆さんの後輩となる新入り父母の皆さんにもその事を伝えていただきたいのです。別に「感謝してほしい」というのではありません。

今自分たちが学童を良くすると、その後から来る自分のような新人父母が助かるという事を、新人のうちに知って欲しいという事なんです。先輩への恩は、後輩に返して欲しい。そうすれば子どもたちはもっともっと学童でいきいきと生活し、育つことができます。子どもを見守る目が、指導員さんだけでなく、父母の皆さん全員に広がれば、子どもたちはもっと力づけられます。また、学童クラブは子どもたちにとっては家の代わりでもあった「生活の場所」「大切な思い出の場所」でもあります。大事にしてあげて下さいね。

そして、行事の一つ一つにそれを考え出し作り上げてきた人たちのその時の思いがあります。時代にそぐわなくなれば見直せば良いのです。でも、「忙しくて大変で子供と接する時間も限られている中で、なぜ、こんな行事を作ったんだろう?」と、ちょっと考えてみてください。たとえばキャンプやバーベキュには子どもたちを楽しませるだけでなく、友達と仲良くなり学童に行くのを楽しくさせるとか、父母同士の交流が深まる事で助け合いがしやすくなったり、父親の育児参加を促すきっかけになったり、父母も子育ての息抜きをしたりといった隠れた目的があったりします。子育ては一人で背負込むと大変です。皆で地域ぐるみで分かち合えば楽しくなっていきます。最近、「人づきあいが煩わしい」という方は多いので難しくはありますが、温かく迎える雰囲気を作って、輪に入れてしまいましょう。父母にも保育が必要なんです。

学童の良いところは、学年をまたがって先輩と後輩が交流できる事。これは子どもだけなく、父母も同様です。子育てや学童、学校に関する悩みを身近な経験者に相談できる温かいグループになれるのです。この良さも、父母会でぜひ語り継いで欲しいのです。

正直言って、私も学童協に関わるまでは父母会も保護者会も妻に任せきりで、学童は保育園の延長だと思っていました。多くのお父さんも似たようなものかと思います。知らないから無関心。無関心だから知らない。これはもったいないです。家の外でキラキラと輝いている子どもたちと接する事ができるのは今しかありませんし、自分の子だけでなく他の家の子もかわいくなると大家族気分も味わえます。温かい学童の父母グループで癒されるのも今しかないんです。子どもを通して大人もつながっていく父母会活動って、「同じやるなら踊らにゃ損ソン!」で皆と一緒に楽しむのが本来の関わりかたです。その楽しさを、ぜひ満喫して後輩に語り継いでくださいね。



そして、引き継ぎです。土曜開所や移転などは、行政にお願いしても数年がかりになったりします。
検討委員会を立ち上げて検討するのに1年、予算を作って市長や議会を通すのに1年、学校や教育委員会、周辺住民との調整に1年といった具合です。その間に父母が世代替わりして「これ、何でしょう?」と忘れられてしまうと、一生懸命動いてきた行政も困惑します。なので、父母会から行政にお願いしている事は、しっかりと次の代に引き継ぎをお願いします。伝言ゲームみたいに途中でニュアンスが変わるとまずいので、できるだけ文書で伝えた方が安心です。

引き継ぎを受けたときは、やり方だけでなく、ぜひ「なぜこれをやっているのですか?」「これをすると何が良いのですか?」と先輩に聞いてください。自分では気づかない宝物がその中にあったり、形骸化しただけの行事だったりするからです。形骸化していたら、自分や子どもたちが楽しめるようにアレンジすれば良いのです。「やり方」だけを引き継ぐと、魂が忘れられてしまうんです。そして、OBになったら、ぜひ現役父母を支えてあげてください。経験や知識がある先輩父母の助けは、とっても助けになります。現役の方も、キャンプやバーベキューにOBを招待して、関係をつなげましょうね。卒所した子ども達も喜びますし。

先輩が作った「子どものための場所」を守って発展させて後輩に引き継ぐ。皆の幸せの中に自分がある。任期の1年、在所の3年でどこまで人の役に立ちながら楽しめるか、時間が限られているだけに知恵も使う。運営がかっちりしている学校とも保育園ともサークルともちがう、そんな場所って他にあるでしょうか?学童にハマる人が多いのって、そんな裁量の大きさにもあるのかもしれません。

このブログも、こうした引き継ぎの共通資料になるように作ったつもりです。私がいなくなっても、FC2がある限りは残り続けるはずですし、ブログは引っ越しが簡単ですから。

このブログは、「へぇ!学童ってそうだったんだ!」という新鮮な驚きを伝えたいという気持ちで、楽しんで作ってきました。(はっきり言って「趣味」です)大量の文書を確認させられた役員さんには本当に申し訳ない。でも、インタビューに応じていただいた方の中には、「紹介してくれてありがとう!」と言っていただき、自分の想いを伝えるために時間をかけて原稿を真っ赤に直してくれたりしました。少しお役に立てて嬉しかったです。学童を知ればもっと楽しめるし、活かせます。学童を「知らない」、「関係無い」、「関心ない」って思い込んでいて損をしているお父さんを一人でも救済できれば成功かな。こういった形で先輩からの恩を少し返せればなお嬉しいです。という事なので、このブログをこのままイヤイヤながら引き継いで頂くのは本意ではありません。ニュース担当さんは、学童協や学童の事を父母の皆さんに風通し良く伝えられれば良いのです。飲み会やお茶会で沢山語り合って、紙のニュースを月に一度ブログに貼りつけるだけでも良いのですよ。効果的な手段は年によって変わりますし、楽しみかたは人それぞれなので、自分でみつけてみてください。

私自身、学童協をやってきて、子育てや妻の仕事への考えが随分変わりましたし、いろんなスゴイ人達に出会う事ができたし、会社の重役より忙しいお母さん方を相手に「簡潔に物事を伝える」技術を磨く事ができたし、皆さんの気持ちを知り心をまとめる事などは苦労した分鍛えられました。これは学童協をやってみなければ得る事ができなかった貴重な経験と財産です。金銭的な見返りは無いけれど、やった分だけ充分お返しは頂いています。

うーん、伝わったかなぁ。いや、そもそも書いている私もちゃんとわかっているのかなぁ。不安は残りますが、「完璧である必要は無いんですよ」という先輩の言葉を頼りに、私から皆さんへの語り継ぎと引き継ぎを終えたいと思います。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

enjoy! 学童! KY
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