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武蔵野市学童協ニュース

武蔵野市学童クラブの皆さん、コメントへの投稿おまちしてまーす。

2013年10月11日

2013年  学童協学習会
学習会指導員  全国学童連絡協議会  木田 保男 様

学習会  国の「子ども・子育て支援新制度」とこれからの学童保育
1.学童保育はどんな施設か
○保護者の願う学童保育
・学童保育 21,000ヶ所  通っている児童 89万人
 それだけニーズがある。保育園と同じ役割が必要
  
○子どもたちにとって
・子どもたちが過ごしやすい(心地よい)学童とは?
 子ども同士の関係(異年齢・同学年)が出来ている、子どもと指導員の関係が出来ている
 ことが安心できる場所。日常会話が指導員とできる場所であってほしい。指導員にも奮闘
 してもらわないといけないが、保護者の助けも必要。

毎日学童保育に行く子どもは、学校よりも長い時間学童保育に行く。
年間通学時間は、学校1,200時間・学童保育1,600時間(夏季休業・冬季休業含め)と
学童保育の方が長い。

≪事務局注≫
52週/年から春休み2週・夏休み6週・冬休み2週を引き、週5日8:30~14:30まで学校に
 いると仮定すると年間1,260時間
 学校期間中は15:00~18:00(月~金)8:30~18:00(土)まで、長期休業中は
 8:30~18:00(月~土)と仮定すると、学童保育で過ごす時間は年間1,599時間

また、多過ぎる子ども達が一つの学童保育に通うことは、あまり好ましくない。
(大規模化の抱える問題)
※事故や、けがが増える・騒々しくて落ち着かなくなる・とげとげしくなる・些細な事で
 けんかになる・大人しい子は放っておかれる・目がとどかないなど
             ↓
      放っておかれる子どもが最も問題である。

○学童保育の役割
・学童保育は子どもたちの放課後生活を保証する場所である。
 それにより、親が安心して働ける事に繋がる。
            ↓  その為に・・・。
 保護者が子どもたちの過ごしやすい学童保育を考えていくことが必要

2.学童保育の現状と実態
①適正規模の学童保育をすべての小学校区に設置
○社会的理解は進むものの、まだまだ足りない学童保育
・全国的には、学校の中に学童保育があるのは半分強である。
・待機児童は出さないという方針の自治体が多くなった →適正規模の基準が無いため詰め
 込みに繋がってしまっている
・保育時間は16年前の法制化に伴い、17:00から18:00に。
 しかし、保育園は19:00までなのに、学童保育18:00までなのは?
 多摩地域では19:00まで開所している自治体は少ない。
              ↓
 ただし、全国連協としては開所時間を単に延長することが良い事だとは考えていない。
 子どもの生活リズムや親子の会話の時間の確保を考えると、長ければ良い事なのか?
    
今の学童保育は先輩指導員と先輩父母が「どうすれば子どもを迎えられるか」考え、教えられて
作られてきた。子どもたちが安心できる学童保育に!していきましょう!
 
②学童保育の「質」の改善と指導員の課題
○指導員の実態
・過去には指導員の正職化の流れがあった。しかし、2000年を境に指導員の嘱託化が進んだ。
 三多摩のうち、小平・東久留米・武蔵野市は当初から嘱託職員のまま。
○指導員の課題
・指導員の給与問題(平均労働者収入にならない)平均で年収150万円くらい。

③現状の問題点
・国の問題:1997年 児童福祉法に放課後児童健全育成事業の名称で記載されたが…
 ⇒「地域の実状に応じて」との記入であり、事業を行う上での責任の所在・範囲が曖昧。
 ⇒保育所のような最低基準がない。
 ⇒財政保障がなく予算が少ない。
 これらは、現在も続いている。

・各自治体の問題:学童保育というものに無理解な自治体が多い。武蔵野市はどうか?
 また、担当課長は理解があっても、政策を練る企画担当課や財政担当課は学童保育への
 予算をつけたがらない事もある。

3.「子ども・子育て支援新制度」とは
税と社会保障の一体改革を謳っている。
新制度を推進する法律が3つできた。
①「子ども・子育て支援法」
②認定こども園に関する法律を改正する法律
③その他に関連する法律の整備する法律

≪事務局注≫②・③の正式な名称は下記の通り
②「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正
  する法律」
③「子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に
  関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」

新制度の目的とねらいは何か
○待機児童の解消
・保育園と幼稚園の一体化
・量的拡大と規制の緩和

 児童福祉法第24条には「市町村による保育の実施責任」が明記されている。
 子ども・子育て支援新制度を制度化するにあたり、児童福祉法の改定が行われることとなり、
 「市町村の実施責任」を削除する方向が示されたが、反対の声が多く寄せられ平成27年度より
 施行される改定児童福祉法第24条第一項として残ることとなった。
   ⇒ただし、これは認可保育所だけのこと。
    認定子ども園・小規模保育施設・学童保育にはあてはまらない。
    実施責任という意味でも市町村の役割の後退…ではないか。

○民間活力の強化
 ・民間企業の参入←利益を追求する民間が入るのは、どうなのか?

4.「子ども・子育て支援新制度」と学童保育の「基準」づくり
①学童保育に関わる「子ども・子育て支援新制度」の内容
○子ども・子育て支援法
・地方版子ども・子育て会議で支援事業計画の中身を市町村が議論
・学童保育を何カ所作るか、ニーズ調査を行う。
・来年度の早い時期までにまとめ、概算要求に出す。

○改定児童福祉法による変更点
 対象児童が小学3年生まで(「おおむね10歳未満の小学生」)だったのが、小学生全般を
 受け入れる(6年まで)に引き上げられる。
 その結果、法律上は6年生までの受け入れだが入所できる場所がないことも考えられる。
 例えば、上級生は入れない、2年生までしかはいれない等の問題が出てくる。
 問題にならないよう、取組みましょう!

②予想される「基準」項目と最低限の条例に盛り込むべき内容
学童保育の設置運営基準が今回初めて設定される。
社会保障審議会に放課後児童クラブの基準を検討する専門委員会が設置されている。

○今現在の国の放課後児童クラブガイドラインを元に、国が示すであろう基準を予想すると…
人数規模:40名が望ましい(~70名以下)
指導員 :資格条件(保育士または教諭資格、高卒で2年以上児童福祉以上に従事した者など?)
職員配置:児童20名に職員1名?(国が決めた基準に従うべきものとして拘束される。)
施設面積:児童一人あたり1.65㎡?(国の基準に沿うようにする。)
   
⇒国が決めた基準を参考に、市町村できめる事となり、すべての基準つくりを求められている。

≪事務局注≫
① 国の基準に従うべき基準:指導員の資格、職員配置(人数)
② 国の基準を参酌すべき基準:施設・設備、開所日数、開所時間

ただし、①の国の基準とは最低限守らなければならないという意味での拘束(最低基準)
保育園を例にした場合、国の最低基準は職員配置や施設規模など子どもの成長を保障する内容
とは言えず、各自治体が上乗せしているのが実情。
学童保育の場合も、各自治体に最低基準からの上乗せを求める必要が出てくる可能性が高い。

 ~武蔵野市の現状~  
会長より
 武蔵野市には子どもプラン推進協議会が出来ており、現在は次世代育成支援対策推進法に
基づき、地域に必要となるべき措置について協議している。ニーズ調査も終了。
    
また、あそべえと学童クラブの運営主体を一体化させる話が出ている。
その内容は放課後施策推進協議会で検討され市が決定する。
黙っていたら質が下がるのではないか…? 
           
放課後施策推進協議会の会議を傍聴した5小役員より
「傍聴して感じた事は、安心できる学童保育を作る為に声を上げなければ、良くはならない。」

同じく協議会の会議を傍聴した三小学童協担当より
「このままでは学童クラブとあそべえが一体化されるのではないか?行政はすでに答えを持って
いて、そのレールに乗せるだけの様な気がした。必要なタイミングで必要な声を上げなければ
いけないと思った。」

全児童対策事業(武蔵野市でいう、あそべえ)とは
・仕事の有無に関わらず、6年生まで無料で預かる。(遊び場の提供)政令市で広がってきている。
  品川・渋谷区      学童保育廃止、スマイルスクール(武蔵野市で言うあそべえ)となった。
  川崎            学童保育廃止、全児童対策事業のみにした
  江戸川・世田谷区   おやつを廃止した。17時までは一緒に過ごし、17時以降は学童保育
                 登録者のみ預かった。
                 麦茶もダメ・水のみとなった。
  世田谷・多摩地区   放課後子ども教室(全児童対策事業と学童保育の合体型)
  荒川区          おやつ廃止が出たが、阻止 撤回させた
  調布            全児童対策事業と、学童保育を一体化した
・他、保育料を引き上げる・予算縮小・民間に委託するなどが話し合われている。
・学童保育・全児童施策事業を一体化した際、同じ指導員が見るのは如何なものか?
 内容が違うのにおかしい。どうしているのか・・・。
 ⇒7年前の川崎市の事例:指導法は「ゾーンディフェンス」
 子どもたちに関わってはいけないと言われた。
 スタッフは壁に背を付け見ていて、けんかが起きた時だけ仲裁に入る。


5.学童保育運動の課題
これから武蔵野学童はどうしたらよいか?
○武蔵野市は、あそべえと学童クラブをよく見比べる必要あり・・・。
武蔵野市は運営主体の一体化ですすんでいる。
 学童クラブをどうしたいか?指導員の関わり方?などをしっかり作っていく必要がある。
 国の基準は12月に取りまとめがでる。市町村は2015年4月から施行する。

※これまでの制度変更との違いは、今回は「条例化しないといけない」。
条例改正には議会の承認が必要となる。つまり、条例化とは今後様々な変更にあたり議会の
承認を得なければならないということ。⇒市の独断・市の都合で変更できない。
今回の場合、市役所が作成した基準を議員が手をあげて決まるので、議員が学童保育を
分かっていないと内容のない条例が可決されてしまう。一番初めに決まる条例だからこそ、
声を上げることが必要である。

○学童クラブの父母会
 面倒がらずに、ぜひやってほしい。
 指導員との交流を深めてほしい。指導員を支えるのは保護者。
 学童保育の事を「忙しい」「大変だから」と言わずに、熱く語ってほしい。
 そこを大事にしてほしい。

○読売新聞より紹介(ある父母からの投稿)
 子どもは毎日学童保育で泥だらけ。設備の悪さや父母会の負担の重さを考え他の家庭は
 やめた。母子家庭だから働くために仕方なく預けたが、異年齢の交流や指導員との交流で
 たくましくなった!
 仕方なく預けたものの、たくましくなった子どもを見て、感謝している。


質疑応答
・学童クラブ指導員より
 指導員資格はどうなるのか?:国が決めた物に準ずる
 入所受け入れについて    :現在の法律上は「おおむね10歳未満の小学生」となって
                    いるが、その言葉が外れた場合、小学生は学童保育に
                    入会できる。しかし・・・場所が確保されていなければ入所
                    できない事がある。
                    人数受け入れが無理ではないか?施設が足りなければ、
                    地域によって差が出る・・・。
 指導員配置基準     :基準を下回れば法律違反だが、上回るのは基準違反ではない。

・4小役員より
 今後のスケジュール確認  :年内に専門委員会がまとめる。ある程度基準が見えてくる。
 武蔵野では誰が基準を検討?:来年、6月か7月に議会で審議がされる。

・学童協役員より補足
 地方版子ども・子育て会議だが、武蔵野市では子どもプラン推進地域協議会が相当する。
 だが、学童クラブの設置運営基準については、放課後施策推進協議会で検討されることと
 なる。放課後施策推進協議会は、第三次子どもプランによる「学童クラブとあそべえの
 運営主体一体化」や土曜日開所の検討のために、別途設置された協議会。放課後施策推進
 協議会での検討だが、他自治体の様な学童クラブと全児童対策の統合の様な議論とはなって
 いない。両者の機能を別々のものとし双方を発展させることが確認された。
 今後は両者が抱えている課題を具体的にどの様に解決していくか?という議論をすることと
 なっている。ただし、協議会を傍聴された方が指摘された懸念もある。
 協議会の今後のスケジュールとして、事務局よりいきなり職員体制の検討が示された。
 まだ学童クラブとあそべえ双方の発展的な機能改善を検討していない状況で職員体制の
 検討は無理があるということで差し戻されたが、講師がお話しされた様に企画担当や財政
 担当の考えていることと我々の考えていることが一致していない危険性はある。
 学習会で学んだことを活かし、声を上げる必要がある。


各学童クラブ要望書の提出について
10月25日(金)までに各父母会から要望項目を出していただきたい。
11月8日(金)の代表者会議で検討したい
 
第四次子どもプラン武蔵野の団体ヒアリングが10月15日・19日に開催される。
ぜひ参加してください。
 

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