武蔵野市学童協ニュース

武蔵野市学童クラブの皆さん、コメントへの投稿おまちしてまーす。

よっちゃんの学童を見に行こう!と企画された、見学ツアー。お隣の市なのに、ビックリするほどの違いがありました。
20100320annai.jpg
気持ち良い晴天の日、自転車10台以上で訪問しました。(場所を中学生に道を聞いているところ)
向台第二クラブは、向台小学校のすぐそば、石神井川沿いにありました。

201002132.gif

お訪ねしたところ、よっちゃんこと高橋ヨシヱ先生、古谷先生に暖く迎えていただきました。

向台第一クラブと向台第二クラブで合わせて 60人+60人=120人の規模 だそうです。武蔵野市内最大となった境南クラブの2倍近い人数です。しょうがい児も2名づつ受け入れているそうです。また、両クラブはNPO法人 子どもアミーゴ に委託された公設民営の学童クラブです。

まずはクラブの施設全体を拝見・・・・・。

施設から見た違い

●部屋にピアノ!
20100320piano.jpg
個人からの寄贈だそうです。子どもが自由に弾いたりしますが、ピアノの音があるだけでクラブの雰囲気がとても和らいでいました。ピアノの上には、4年生合宿の楽しそうな写真が飾ってあります。

●立派なキッチン
20100320kitchen.jpg
大人が6人入れる位、立派なキッチンです。週に4日はここで指導員さんや子ども達が手作りおやつを作ります。学年ごとにお話をしたい時などにも利用しているそうです。

●子ども達が野菜を作る畑
建物と擁壁との2mあまりの狭い場所ですが、ダイコンやニンジンなど、いろんな野菜が作られていました。収穫が楽しみですね。

●広い畳スペース
20100320tatami.jpg
16畳以上はあるでしょうか、広い畳スペースがあります。お昼寝に使うだけでなく、ゴロッと横になってくつろぐことができるし、劇をするときは舞台にもなるそうです。
子ども達は、部屋の中を走り回っていて、畳と床をいったり来たり。フローリングには、エスケンなどの遊びのために、ビニールテープでいろんな線や数字が書かれていました。「子どもととことんあそぼっ」と子どもアミーゴのパンフレットの表紙にありますが、その精神が、垣間見えます。

●専用の遊び場
ちょっとした児童公園以上の専用遊び場も隣接しており
遊び場がほとんど無い境南クラブの父母からは「すごーい」「素敵」と歓声が上がっていました。

●屋上が使える(夏は星空観測会などを開催)

隣接している向台第一クラブも拝見させていただきました。土曜保育中で、子ども達と指導員さん、ボランティアさんが一緒になって楽しそうに遊んでいます。土曜の参加状況は、全体の6分の1位だそうです。

施設だけを見ても、「ずいぶん違うな~」という声があちこちで上がりました。

一通り見学を済ませた後は、高橋先生と古谷さんから、お話を伺いました。古谷さんは全国学童保育連絡協議会の副会長でもあります。
20100320.jpg

保育の内容を聞くと、武蔵野市の学童と異なる点が多数あることに気付かされました。一概に「良い、悪い」とは言えませんが、武蔵野市では「実現できない」と言われていた事がさりげなく語られて、本当に「普通のこと、あたり前のこと」として実践されているんだなとも感じました。

形態
●公設民営(子どもアミーゴに委託されている4学童) →【武蔵野市は】公設公営
●学校隣接もしくは児童館併設 →【武蔵野市は】学校内設置

保育時間
●4年生まで預かり  →【武蔵野市は】3年生まで
●土曜は開所 →【武蔵野市は】土曜、日曜は閉所
●最長7時半まで預かり※。→【武蔵野市は】6時まで
 午後6時以降は30分 200円と有料になるのですが、有料になる前にどっと迎えに来るそうです。
●やむを得ない場合の退所時引率※ →【武蔵野市は】5時以降はお迎え必須
●学校休業日は8時開所※ → 【武蔵野市は】8時半開所
●市立・私立問わず学校休業日に一日保育 → 【武蔵野市は】市立小学校休業日のみ

食事、おやつ
●1日保育時昼食弁当提供※ → 【武蔵野市は】弁当持参のみ
 お弁当の申し込みは当日朝、電話でもノート記載でもOK
 1回400円の学童専用の特製弁当

●週に4日は手作りおやつ → 【武蔵野市は】手作りおやつは禁止
●おやつは市の事業 →【武蔵野市は】おやつは父母の事業
※印は子どもアミーゴの自主事業

行事
●子どもたちが自分で企画する4年生合宿 →【武蔵野市は】無し
●新入生歓迎会、卒所式は父母会共催 →【武蔵野市は】学童クラブの主催行事
 (土日に開催されるので、父母が参加しやすい) →【武蔵野市は】平日に行われるので父母が参加しづらい
●キャンプは父母会主催 →【武蔵野市は】同じ
●キャンプに指導員も「お客さん」として参加 →【武蔵野市は】???



さらに、保育の内容などを聞いてみると、思わず「うーん、、、」と唸ってしまいました。かなり違います。

子どもが生きていく地域とのつながりを大切にしている
●学校とつながる
卒所式に、担任の先生や校長が参加
校長からは「よくがんばったね」とお手紙があり、壁に貼ってありました。

●地域の子や卒所生が遊びに来る
卒所した中学生が友達を連れて遊びに来たりしています。家に友達を招くのと同じ感覚です。
遊びに来た子が「運動会の時、馬鹿にされて死のうと思ったけど、ここに来たら楽しくて、死ななくて良かったと思う」とポツリと言ったそうで、こうした活動をやっていて良かったとよっちゃんも感じたそうです。
夏休みなどは卒所生がアルバイトに来たり、大学生のボランティアがいたりします。

子どもの夢を大きく育てる行事
●こども達が野菜を作る畑があり、楽しそうに収穫している写真がかざってありました。
●夏休みは屋上で天文観測。屋上であおむけに寝転がって夜空を見上げたりするそうです。
●4年生が「家を作りたい」という声に応えて、小屋を創り上げたそうです。大工のお父さんも手伝いましたが、子ども達がクギ打ちなどをやりました。
●子ども達が自分で考えて企画する4年生合宿
ドラム缶風呂、餅つき、「お父さんとお母さんにおみやげを持っていきたい!」と子どもたちが企画して、アンコ餅を作り、おみやげにしたそうです。

●石神井川の源泉から武蔵関公園までを4回に分けて歩く遠足シリーズ
これを「石神井川絵巻」として30mもの絵巻物に仕上げました。
●巨大な海苔巻き
子ども達は、石神井川にみたてて長いノリ巻きを作って、お父さんお母さんをお招きして一緒に食べたそうです。保護者の方は、そのノリ巻きの立派さに驚かれていたようです。
●卒所式のお礼に「お店」
卒所した4年生が、カレーなどを作ってお店屋さんを開き、下級生をおもてなしするそうです。下級生は、一人100円(本物のお金)を持って、買い物をしていくとか。

子どもの健康に良い、お腹に溜まるおやつ
「自分の子には体に良いものと思って、いろいろ考えて出しているのに、学童の子に駄菓子ではと思い」と高橋先生。
週に4日は手づくりおやつを出しているそうです。おやつはしっかりとお腹にたまるものをと、工夫されています。
中でも揚げ玉、鰹節などが入ったお好み焼き風の「アミーゴ焼き」が人気とか。子どもたちがおやつをを作る事もあり、イキイキと楽しんでいるそうです。
クラブに入ったばかりの子どもが最初は「これ、おやつじゃなくて、ご飯でしょ」と文句を言っていた子が、数ヵ月後に駄菓子を出すと、「これ、おやつじゃなくて、駄菓子でしょ」って言うようになったんですよ(笑)。と高橋先生。

子どもの遊びが第一
子どもたちは、部屋の中を元気に走り回っていました。「畳とフローリングを走り回っているので、上履きを履かなくなっちゃうんですよね(笑)。体をしっかり動かすと、運動能力も付きますし」
「子どもと遊ぶのに夢中で、掃除をしている暇が無い。まぁ、ホコリで病気にならないでしょと、父母の方にも理解していただいていますけど(笑)」以前は、教室のように机がきちんと並べられ、おとなしく座っている学童だったそうです。

しっかり食べて、しっかり運動しないと、転んだ時に身を守るといった身体能力は付きませんから、当たり前と言えば当たり前なのですが、あまりの違いにクラクラッとしました。

インフルエンザ対策はしっかりされているそうです。以前は、保育園のように壁にハンカチを吊り下げていたそうですが、これだと外遊びの時に手洗いができないので、ハンカチは常に持ち歩き、手洗いを励行しています。

これだけやって 育成料はおいくらなのか、恐る恐る聞いてみたら、なんと5,000円(おやつ代 1,000円込み)との事。驚きでした。



ここで、高橋先生からサプライズな提案が!
「すぐ近くに児童館併設の北原クラブがあるので、ぜひ見ていって下さい。」
古谷さんに先導いただき、自転車10台でゾロゾロと西武新宿線の踏切を渡って移動しました。

20100320jidokan.jpg
北原学童クラブが併設されている北原児童館

児童館併設の学童クラブ
北原子どもクラブは、北原児童館に併設されています。土曜は、児童館に遊びに来る子ども達も多く、学童の子ども達も一緒になって遊んでいました。児童館は、体育館も併設され1週間の間にさまざまなプログラムが組まれ、幼児と親子で遊びに来る方も多く、武蔵野市の”あそべえ”とはまた違った雰囲気。児童館が市内で1つしかない武蔵野市民にとって、眩しいくらいキラキラ輝く施設でした。

北原学童クラブは、学校から離れており、市の境界に近い事もあり、なんと7つの小学校から子ども達が通って来るそうです。子ども達もこれに慣れていて、新しい子が来ると「どこの小学校?」って、聞いて来るそうです。

あと、施設で驚いたのは、向台と同じく、大きなキッチンはもちろん、とっても綺麗な子ども用トイレや、洗濯室があること。そして、事務室に当たり前のようにパソコンやコピー機が置いてあること。事務室も広々としています。また、学童クラブが閉鎖的に作られていなくて、児童館から階段を上るとすぐに学童になっているのも新鮮でした。

20100320kinen.jpg
卒所の記念品を製作中。(素敵な写真フレームとキャンドル)

児童館との連携
児童館にはいろんな人が来るので、お話もしてもらうそうです。バングラディッシュでボランティアをしている人などからは、必ず戦争の話をしてもらうとか。工作や映画など、児童館のプログラムには学童の子ども達もよく参加しているそうです。一日いても大丈夫な児童館と、学童クラブの併設は、丸一日子どもと離れて働く親にとっても、子どもにとっても、とても心強い施設だと思いました。

子どもアミーゴは、学童父母が理想の学童を目指して設立したNPOですから、かなり頑張っているのは事実です。でも、“やればここまでできる“という点で、参考になる事が多々あります。「もし、自分が子どもだったとしたら、こんな学童に行きたい」と思うような所を目指していると感じられました。何よりも、楽しく遊び回っている子ども達の生き生きとした表情を見ると、これが本来の学童だと思えてなりません。 K.Y

20100320all.jpg
見学ツアーを企画された境南クラブの皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。




コメント
学童見学ツアー報告
今回のツアーを企画された、境南クラブの担当の方より報告が届きましたので掲載します。同じ所を見ても、お母さんの視点だと違ってくるものですね。
---------------------------

 3月20日(土)13:00~、よっちゃんこと高橋よしヱさんが指導員をされている、西東京市の向台第二学童クラブに見学に行かせていただきました。

 学童卒業OB父母を中心とした「NPO法人子どもアミーゴ西東京」が立ち上げた学童クラブで、西東京市にある公設民営の施設は4施。今回その第一・第二・北原学童クラブ3施設を見学をさせて頂きました。 
                        
まず、第一学童クラブと第二学童クラブが併設された建物が大きく広くきれいなのにびっくりでした。
在籍児童は、1年生から4年生までおり、第一学童・第二学童クラブとも60名づつ。

 例年卒所式は、土曜日や日曜日に設定され、たくさんの保護者が参加できるように設定されているとのことです。また掲示物をみると、向台小学校の校長先生からメッセージがあり、担任の先生までも出席されると聞き、学校との連携が緊密なことがわかりました。

 11月は、4年生が主体的に話し合って合宿を企画し実施し、指導員も一緒になって支援していく行事があり子供の自立を見据えた活動を行っていることにも感動しました。

日常では、オーブンが設置されたキッチンで、市販の駄菓子ではない、おやつを子供と一緒に手作りしたり、クラブの庭で穴掘り・泥遊びや、離れ部屋つくり、石神井川探検など子供が自ら遊びを作り出していけるような配慮が随所に見られました。

なかでも、見学した私たちが一番うらやましかったのは、普段夏休みはお弁当つくりが大変ですが、こちらでは、どうしてもお弁当が作れない時は、提携している地域のお弁当屋さんにお弁当注文を学童クラブに依頼できる点でした。

今回見学をして、父母と指導員が情熱を持って、地域や学校を巻き込んで、手作りでつくり上げていったものであると感動したとともに、私たちも今できることは何か考えることができる、有意義な見学会でした。

担当 : 境南こどもクラブ
2010/05/10(月) 20:31:48 | URL | KY #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
Pass:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://musashinogakudo.blog45.fc2.com/tb.php/318-d5675f28
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック