武蔵野市学童協ニュース

武蔵野市学童クラブの皆さん、コメントへの投稿おまちしてまーす。

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学童協ニュース
第6号 2008年12月12日
発行:武蔵野市学童クラブ連絡協議会
会長 竹内 純

PDF版(HP)


■目からウロコのとってもいい講演会でした~
平成20年度武蔵野学童保育研究集会【報 告】

11月14日(金)19:00より西久保コミセン地下イベントルームにて武蔵野学童保育研究集会が行われました。講師に千葉大学教育学部准教授であり、今年度の学童協副会長の鈴木 隆司氏が「現代を生きる子どもと学童保育~千葉県学童ガイドライン作成から見えてきたもの~」という表題で講演をしてくださいました。

34名の方が参加をしてくださり、質疑応答を入れ2時間半という時間でしたが、とてもわかりやすいお話であっという間に過ぎてしまったという感じでした。お忙しいなか時間を作ってくださった鈴木さん、各学童クラブより参加してくださった皆さん、ありがとうございました。鈴木さんにお話いただいた講演内容を一部紹介させていただきます。

千葉県放課後児童クラブ(学童保育)ガイドライン策定にあたり
「学童保育」という名称を使う自体が大変だということがわかりました。学童保育という用語は一連の運動から出てきたものである為大事にしたい事と、学童保育と言わないと我々のやっている施設は人々に通用しないと思いました。しかし、行政の助言もあり検討した結果、放課後児童クラブは法律用語でもある為、それを生かしその後に(学童保育)と付ける事になりました。そして、最初に問題になったのは、放課後児童クラブって一体なんだろうという議論が始まりました。担当者それぞれのイメージが全員違う事が驚きでした。どんな学童があるか、どのような運営でやっているか、施設設備はどうなっているか、規模はどうか、運営主体は誰か、設置者は誰かについて1ヶ月で600の施設を調査していただいた結果、様々なやり方があるため、統一する為にこういうものが学童だという理念をかためる事にしました。そこで、1947年に制定された旧教育基本法を参考にすることにしました。基本法は物の理念を説明するもので、必ず前文が付いているため前文を作成することになりました。

「児童福祉法第6条の2第2項では、‘放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね10歳未満であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、政令で定める基準に従い、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。’とあります。

放課後児童クラブは、ここでいう子どもの放課後における‘適切な遊び及び生活の場’にあたるものです。それは、親が安心して就労できるためだけにある施設ではなく、子どもが遊びや生活を通してすこやかに成長・発達することを質的に保障する場であるという目的を示しています。」(ガイドラインより抜粋)

これが全部今までの中で抜けていて大事なところで、設置者の多くの見解は親が安心して就労するために子どもを預かる施設、逆に言えば親が働いているのを支援し助けるサービスだと思っています。でも、我々の見解は、教育の場だということです。子どもが成長発達する場というふうに位置づけ、あえて前面に出しました。学童というのは、預ける預けられるではなく、子どもは物ではなく、成長するための大切な宝物だと、それは教育の世界に絶対入るものだという事で厳しく定義しました。

「放課後児童クラブは、放課後の子どもの成長と発達を保障し、子どもの自立を支援することを目的として、放課後児童クラブを理解する指導員、共に子育てに参画する保護者が手を取り合って運営していく場所です。当然ながら、子育ては指導員と保護者が子どもを真ん中に共につくり上げていくものです。どちらか一方に任されるものでも、どちらかの都合にあわせて運営されるものでもありません。また、放課後児童クラブは、地域がこれを支えることによってより充実したものになります。

しかし、放課後児童クラブが上記の目的の下、運営されるためには、適切かつ安全な施設の設置、適切な指導員の配置、子どもの生活を豊かにるす事業の実施と管理、障害児の受け入れなど様々な問題があります。放課後児童クラブの質的向上を図るためには、放課後児童クラブの関係者が‘放課後児童クラブの施設や運営はこうあるべき’というよりどころを示すことが必要であり、このガイドラインは、上記の目的の下に諸問題についてのよりどころとして望ましい水準を示しました。」(ガイドラインより抜粋)

ガイドラインって何なの?という議論がありました。基準・水準という言葉は使わず、みんながよれるようにしようと『よりどころ』という言葉を使いました。

前文よりご紹介しましたが、この後、ガイドラインの中味の有意義なお話もたくさんあったのですが、紙面の関係上お知らせできないのが残念です。参加した学童協担当の方に資料を見せてもらってください。


■『学童クラブ土曜日開所』に関するアンケート
武蔵野市の学童クラブが土曜日閉所となり、7年が経過しようとしています。開所に向け学童協としても様々な取り組みの中で活動を行ってきました。保護者の皆さまの勤務形態もいろいろと変わってきていることから、土曜日の開所については再度検討をしていただく必要性を感じ、学童クラブの土曜日開所を目指してアンケートを行いました。いただいたアンケートは、12月12日に行われる学童協拡大定例会において、邑上市長と倉島児童青少年課課長がいらっしゃるため、直接お渡し致します。お忙しいところご協力をありがとうございました。集計結果は、後日ニュースにも掲載させていただく予定です。


■【学童協拡大定例会実施】
日時:12月12日(金) 19:00~
場所:西久保コミセン 今回は邑上市長と倉島児童青少年課課長との懇談会の場を設定しているため、拡大定例会になります。日頃疑問に思っている事や不安な事を話すことの出来る場です。当日の様ーー(★原文途切れ)


■“学童ほいく誌”読んでみませんか
11月号も保護者や指導員のお話が盛りだくさんでした。その中でふと目にとまったのが、「みんなで分けあって」というタイトルの記事でした。内容を要約してご紹介します。(滋賀県どんぐりクラブの保護者の島松さんより。P62参照)

◆◆当クラブは保護者会が運営を担っていたのですが、指定管理者制度のもと社会福祉協議会の運営になり、運営者・指導員を応援するという役割を新たに担いました。例年2年生の保護者が役員をすることになっており、保護者のあり方も大きく変わるこの年に‘この機会に役員の立場から指導員の方々をはげまし応援していければ’と思い、役員を引き受けました。

運営をする保護者会ではなくなったので、参加者が減ってしまわないか、毎月の保護者会をする必要はないなんて意見が出たらどうしようか、と悩んでいたのですが、新年度4月の保護者会時には9割ほどの参加者があり、前年度まで行っていた行事参加や役割分担も継続することになり安堵しました。(当時91名、78世帯)翌年の新役員選出では、新2年生保護者での話し合いはいっこうに進まず、くじ引きで決めようかという案も出ました。『一人ひとりが少しずつの時間とできる力を持ち寄れば、何人分もの役員の仕事ができるところだから』という前役員の思いを伝え話し合いを進めるうち、少しずつ手があがり、仲間のつながりや声のかけ合いの結果、7名の新役員が決まりました。大規模学童保育のため、保護者会では指導員と保護者がじっくり話し合ったり、保護者が意見を出し合ったりという場になりにくいため、多くの保護者に学童保育についての理解がいきわたらないという悩みがあります。(本年度在所児童は100名を越えてしまいました)
問題は山積みですが、大変なこと、むずかしいことは分け合って、うれしいこと、楽しいことは大きく喜べるつながりを大事にできる保護者会になるよう、今年度の役員さん達を応援していきます。◆◆

これを読んで、指導員と保護者の関係、学童保育の運営、そして何よりも保護者のあり方という部分では、とても考えさせられました。保護者として忙しい現状ですが、ここで一度立ち止まって、父母会活動の中で私には何ができるのか?を考えてみるのも、自分の内側で喜びにつながるのかもしれないですね~。


■今後の予定
<学童協役員予定> 三多摩運営委員会 12月23日(祝)13:30~西久保コミセン
今回は【武蔵野タイム】として、武蔵野市の学童クラブの歴史や歩み、現在の状況などを竹内会長やOBの方が報告予定です。

■<学童協次回定例会予告> 1月9日(金)19:00~西久保コミセン
すべての父母が学童協の会員です。ぜひ父母の皆さま、お気軽にご参加ください。
今後の予定は 2/13・3/13・4/10 です。

今年もお忙しいところご協力をありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。(学童協役員一同)